AI搭載による低被ばくCT装置

当院のCT装置(80列CT装置Aquilion Prime SP)は画像再構成にAI(人工知能)を使用しており従来被ばく線量の約3割でCT画像の撮影が可能となりました。
AIを使用し大幅に画質が向上することで大幅な被ばく低減が可能となりました。

当院の被ばく線量

私たちが地球上で普通に生活を行い、宇宙からの放射線も含め自然界から浴びる放射線量は一年間に2.4mSvです。胸部写真は0.3mSvと言われています。当院の胸部CTは、自然放射線量より低被ばくで1.9mSvです。胸部検診CTは、胸部写真に近い線量0.5mSvにて精密な胸部CT撮影が可能です。

当院のCT検査は他の検査部位においても下記表のように低被ばく高画質の撮影が行えますので安心して検査を受けてください。
CT検査の被ばくの参考となる診断参考レベルと当院の被ばく線量の平均値の比較を掲載します。

日本の診断参考レベルと徳島健生病院の被ばく線量(CTDIVol〔mGy〕)実行線量(mSv)との比較

日本の診断参考レベル

CTDIVol
(mGy)
日本の診断参考レベル

実行線量
(mSv)
徳島健生病院の被ばく

CTDIVol
(mGy)
徳島健生病院の被ばく

実行線量
(mSv)
頭部単純CT772.83547.82.58
胸部単純CT137.142.981.94
胸部健診CT--0.530.52
腹部CT1613.25.036.43
大腸CT
(2体位撮影)
--3.764.1

2022年の日本放射線技術学会では当院の特色である大腸CTにおいて下記の演題で被曝低減の演題を発表しました。

「大腸CT検査の2体位目における
Deep Learning再構成を使用した被ばく線量低減の検討」
徳島健生病院 岩野 晃明