便潜血検査でわかること
便潜血検査は主に大腸がんのスクリーニング検査としておこなわれています。
消化管から大量に出血している場合や肛門付近からの出血は、肉眼で便に血液が混じっているとわかりますが、少量の場合は見落とされがちです。便潜血検査では、肉眼で見えない微量の出血でも検出することができます。初期の大腸がんは無症状がほとんどですが、自覚症状がないうちから便潜血検査では判定が可能です。
検査結果が陽性の場合は、さらに詳しく調べるためにまずは内科を受診して下さい。当院では、精密検査として大腸内視鏡や大腸CT検査などが行えます。『大腸がんの可能性』を疑って、必ず精密検査を受けることが大切です。精密検査を受けることで大腸がんを早期発見、早期治療につながります。
職場の健康診断や人間ドック、自治体が実施している40歳以上を対象にした『大腸がん検診』でも検査を受けることができますので、1年に1回は検査をするようにしましょう。