お尻の悩みがある方へ その①

 肛門の病気についての診察を長年行っていると、人には相談しにくいお尻のなやみを抱えて悩んでいる方が多いことを実感します。
たとえば

  1. ちょっと便秘気味になって、頑張って硬い便を出したら便器が真っ赤な血で染まってびっくり。悪い病気だったらどうしよう?
  2. 排便の時にイボがでてきてもどらない。気持ち悪い。 痛い。 
  3. 長年痔があって悩んできたけど忙しかったり恥ずかしかったりで病院に行けなかった。うっかり病院に行って手術になるとすごく痛いと聞いた 恐怖。
  4. 便が漏れてしまうことがある。
  5. 朝はいいけど夕方になるとだんだんお尻が痛くなる。
  6. ある日急に肛門の激痛。
  7. 肛門のまわりが痒くてたまらない。
  8. 下着が粘液のようなもので汚れる。
  9. 肛門が切れて排便が恐怖。
  10. 肛門激痛、熱もでてきた。
  11. 膿が下着につく。
  12. 肛門から腸のようなかたまりがでてくる。

などなど。

 原因となる病気の種類や程度によっては、生活習慣の見直しや便のコントロールだけで症状がぐっとよくなる方も多いですが、手術で改善して、こんなことならもっと早くに受診すれば良かったと言ってくださる方もかなりおられます。
 ひとりで悩まずに、よろしければ一度病院にいらしてください。女性医師の診察を希望される場合は、毎週火曜日金曜日の午前9時から12時 金曜日の午後4時30分から5時30分の間がお勧めです。

 今後もお尻の病気についてのニュースを1か月に1回程度出していく予定です。
 読んでいただいてありがとうございました。

徳島健生病院 外科 佐々木清美