CT検査における被ばく線量について

CT検査とは、放射線を用いて身体の断面の画像を得る検査です。

一回の検査で用いる放射線量は、撮影部位によって異なりますが、頭部CTでは約2.5mSv、胸部CTでは約2mSv、腹部CTでは約3.8mSvです。

検査には被ばくを伴うため、不安を感じる方も多いのではないかと思います。当院では、他院の約1/3~1/5の線量で撮影を行っています。

身体に影響が出るといわれている放射線の量は約100mSvであり、これと比較すると一回の検査で用いる線量はごくわずかです。

また、検査に来られた患者さんから「短い期間に何度も検査を受けているが大丈夫か?」といった質問を多く受けますが、短期間に複数回検査を受けてもその影響が蓄積されるわけではないので、障害の発生につながることはないといえます。

被ばくによる健康への影響よりも、検査を受け、病気が見つかることのほうがメリットがあります!

当院では、診断に必要な画像を可能な限り少ない線量で検査をするよう努めています。

検査について分からないことや疑問に思うことがあれば、お気軽にスタッフにお尋ねください。