当院における脳神経外科診療について③ 脳神経外科医師 藤本 尚己

入院治療としては脳梗塞、脳出血、脳腫瘍の化学療法等がありますが、

当院で特記すべきは回復期リハビリテーション病棟です。主に脳卒中後の片麻痺、高次機能障害のリハビリテーションをおこなっています。急性期加療を終え、機能回復のため当院に他の病院から紹介されてきます。

回復期リハビリテーション病棟は決して魔法の病棟ではありません。片麻痺の患者さんすべてが症状も良くなり、回復できるわけではありません。脳出血、脳梗塞の起こった場所、大きさにより、ある程度回復の限界は予想されます。しかし、患者さんに残された回復能力を最大限引き出し、有意義な生活が送れるようにするのが当院の目標であり、これを実践しています。

回復期リハビリテーション病棟は充実しており、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師、医師がチームでリハビリにあたっています。その結果、私が当初予想していたより良くなることも稀ではありません。その活動は県下の病院の中でトップクラスだと自負しています。

頭痛、めまい、しびれ、ふらつきなどの症状がある方は、ぜひ当院脳神経外科へご相談ください。【完】