リハビリ科-言語聴覚療法の紹介

言語聴覚士は、話す・聞く・食べるなどのリハビリテーションを行う専門職です。


脳卒中などが原因で起こる失語症や高次脳機能障がい、構音障がい(発声・発音の障がい)、嚥下障がい(飲み込み)などに対し専門的な評価・訓練・助言・支援などを行います。

失語症・高次脳機能障がいに対しては、個々に合わせた検査を実施し、コミュニケーション訓練や社会復帰に向けた支援などを行います。

構音障がいに対しては、呼吸訓練・発声訓練、口の体操・構音訓練・会話訓練などを行います。

嚥下障がいに対しては、必要に応じてVF(嚥下造影検査)を実施、原因となる問題を見極めます。

口腔内環境を整え、嚥下反射の誘発やスムーズに飲み込みできるよう練習を行い、安全に食べられるようになることを目標に治療を行っています。嚥下機能が低下することで誤嚥性肺炎が発症するリスクが高まり、代替栄養になることがありますが、経口摂取を継続でき誤嚥性肺炎を予防することはQOLの維持や介護予防にも繋がっています。 現在、3名の言語聴覚士が在籍しており、各病棟で入院されている患者さまの対応をしています。

よろしくお願いします。