病院敷地内禁煙について

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当院では、患者さんと共に安全・安心で信頼される医療を実践することを理念としています。病院を受診して頂く皆さま、御家族、お見舞いの方々の健康を守ることを病院の使命と常々考えてきました。この考えのもとに当院では、以前より分煙に取り組み、建物外に喫煙所を設けてそれ以外は禁煙とし、周知徹底してまいりました。

最近、喫煙及び受動喫煙による健康への影響が広く認識され、公共施設内での禁煙化が推進されています。平成15年5月1日より健康増進法第25条において、「病院、学校など多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と規定されました。これを受けて、徳島県でも県立高校や小中学校の敷地内禁煙が決定されています。さらに、日本政府は2004年6月8日に『タバコ規制枠組条約』に批准しました。これはWHO(世界保健機関)がタバコによる犠牲者を防ぐ為に、定めたものです。

受動喫煙の害は以前考えられたものよりずっと重要視されるようになっています。たとえば喫煙者から半径20m、直径で40m以内は受動喫煙の被害を受ける場合がある事が判明しています。喫煙者から20m離れた位置で受動喫煙の被害を受けてもたいした事はないと思う人がほとんどだと思いますが、発ガン性についてそうではない事が証明されつつあります。また、今も世界中でタバコの煙で多くの人が被害にあっています。歌手のテレサ・テンさんも受動喫煙の被害で命を奪われた人の一人です。彼女は1995年5月に滞在先のタイのホテルで、受動喫煙の影響で喘息発作を起こし死亡しました。このようなことからも、病院のように呼吸器系や循環器系の疾患を持つ人がほとんどの施設で、タバコの煙は時によっては生命を脅かす可能性が高いことは容易に想像できます。

以上の観点により、平成16年11月1日より当院敷地内での全面禁煙を実施することにいたしました。病院をご利用頂く方々、病院に在籍している皆様に禁煙にご協力をお願いいたします。喫煙されている皆様には、禁煙に抵抗感があることは充分承知しておりますが、皆様の健康を守ることを使命にしている病院の立場をどうか理解していただきますようお願い申し上げます。

参考メモ

■健康増進法25条

学校、体育館、病院、劇場、展覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内またはこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。

■受動喫煙による死亡者数

肺がん 1,580人
虚血性心疾患 2,672人
脳卒中 9,838人

※日本全国で平成12年度1年間

  • 合計してこの3疾患だけで14,090人(金沢大学野村ら)
  • 国立がんセンターの報告では他の疾患も含めると約2~3万人が受動喫煙による病気で死亡している。
  • 平成25年中の交通事故死者数は4,373人