大腸CT Q&A

大腸CTはCT検査で大腸の検査を行います。大腸CTは肛門内に細いチューブを挿入し、そこから大腸全体を膨らませCT撮影を行います。前処置は400mlの下剤を2回飲むだけです。大腸内視鏡検査は肛門からカメラを大腸の奥までカメラを入れていきます。前処置は1800mlの下剤を飲みます。ポリープがあれば切除できます。

検診の場合は検診センターを直接訪れるか電話にて予約を行います。保険診療は，便潜血陽性など大腸がんが疑われる場合。外来で診察を受けていただき医師の指示により予約を取ります。

肛門内に細いチューブを挿入し、炭酸ガスで大腸を膨らませます。炭酸ガスは、腸からの吸収が空気の130倍速いため、検査後はすみやかに大腸の腹満感が軽減されます。

検査前日より検査食を昼と夜の２回食べていただきます。検査前日夜は、大腸を洗浄するための下剤と便に色を付けるための造影剤を混ぜたものを400ml、検査の朝に400ml飲んでいただきます。

検査食は、昼温めて食べるタイプと仕事している方用にそのままで食べるタイプの2種類用意しています。下剤を飲むのは家に帰宅してからになりますので検査前日は仕事でも大丈夫です。

仕事は検査当日だけ休んでいただくので大丈夫です。検査当日の午後からの仕事は可能です。

昔と違い検査食はおいしくなっています。量は女性には適量ですが、男性には少ないかもしれません。

大腸内のポリープ、ガンなどがわかります。また大腸以外の肝臓などの臓器も同時にわかります。

徳島県内全域から来られています。遠くは、三好、海南からも来られています。前日は近くのホテルを利用されている方もいらっしゃいます。

紹介状無しでも、内科受診で大丈夫です。

大腸CT検査は前処置が必ず必要ですので、検査が受けられるのは診察日の翌々日からとなります。

検診で2万5000円、保険診療3割負担で約9000円前後です。

切除するポリープの大きさは6㎜からと言われています。当院での6㎜以上のポリープの検査精度は高く94％の検出率があります。

当院で大腸CT検査を受けた患者さんのうち、6㎜以上のポリープのため内視鏡検査を受けた割合は13％しかありません。ほとんどが大腸CT検査のみで終わっています。

当院では3㎜から5㎜のポリープの検出感度も高く78％あります。しかし、これより小さいと便とポリープの区別がつかないことがあります。

夜400ml飲むことで大腸の予備洗浄、検査当日起床後すぐに400ml飲むことで本洗浄の役割があります。また、起床後すぐに飲むことで、腸の総蠕動運動という運動により腸が活発に動き、腸の洗浄力が強くなります。

下剤と一緒に造影剤を混ぜて、便に色をつけて、ポリープと区別しますので大丈夫です。

便があまりにも多く残っていると便とポリープの区別が行いにくくなりますので3日から1週間の便秘症の方は前もって普段服用している下剤などで便通を整えてください。

当院の研究では、水はいくら飲んでも小腸で吸収され大腸内に影響しないことがわかりましたので、大丈夫です。むしろ脱水にならないように多い目に飲んでください。スポーツドリンク、ジュースなどは影響が不明ですので控えていただき水のみでお願いします。

検査を開始から終了までは約10分です。着替えの時間などを入れますと約20分です。

まず、肛門に細いチューブを少し入れます。次に腸の動きを抑える注射を打ちます。そして炭酸ガスで大腸を膨らませ、上向きと下向きのCTを撮影して終了です。

飲んでいただいて大丈夫です。

大腸CT用の検査着に着替えていただき、女性の場合は女性がチューブを入れます。長い検査着を着ていますので検査中、お尻などが見えることは全くありません。

検査後、すみやかにチューブからガスを抜きます。また検査後10分ぐらいで炭酸ガスは、ほとんど吸収され腹満感はすぐに消えます。検査中は多少の腹満感は生じます。

検査後は何を食べていただいても問題ありませんが、下剤が大腸にまだ残っているため下痢は下剤がなくなるまで続きます。

患者さんによって異なります。検査を受けた時点で下剤が大腸に残ってない人、少し残っている人、いっぱい残っている人まで様々です。検査当日か翌日には止まると思いますが患者さんにより異なります。

専門の先生が読影してからになりますので、検査終了後、１週間目以降に来院してもらっています。