糖尿病足病変を予防しましょう!
糖尿病足病変とは、糖尿病による足のトラブルのことです。
糖尿病患者さんに足病変が起こりやすい主な原因に“神経障害”と“動脈硬化による血流障害”があります。
高血糖の状態が続くと足の知覚神経に異常が起こり、痛みや熱さに対する感覚が鈍くなります。そのため怪我ややけどに気づかず、ひどくなると潰瘍や壊死にまで進んでしまいます。
靴ずれやみずむしなどから感染を起こし、下肢切断に至ることもあるので、毎日の足の観察や手入れ(フットケア)がとても大切です。
足病変の予防のための注意事項には下記のようなものがあります。
- 良好な血糖コントロール
- 定期的な受診(内科、眼科、歯科など)
- 毎日の足のチェック
- 足を清潔に保つ
- タコやウオノメ、靴ずれなど異常があれば医療機関を受診する
- 正しい靴選び
- 禁煙 など
当院では足病変を予防するため毎日フットケア外来を行っています。
糖尿病足病変に関すること以外にも、食事療法や運動療法、インスリン注射、血糖測定など普段の生活で困っていることなど何でもご相談ください。 日常生活を見直し、足に関心を持つことが足病変を発症・悪化させないための第一歩です。