透析室は腎機能が低下した慢性腎不全患者さんに対して血液透析療法の治療を行っています。慢性腎不全の患者さんは自分の腎臓の力では体内の老廃物や余分な水分を体外に排出することができなくなり、体内に有害な物質が溜まってしまいます。このような状態では尿毒症や心不全など命に関わる危険性があります。そのため血液透析治療を行い体内の血液を体外に取り出し透析器を介して血液をきれいな状態にして体内の正常化を行っています。
透析治療は週3回で1回に約4時間以上かけて血液をきれいな状態にします。透析治療中はバイタルサインの変化や副作用が起こることがあるため患者さんごとに必要な検査を定期的に行い、その結果により透析条件を調整して負担の少ない血液透析治療を目指しています。
設備面では透析治療に必要な透析液は超純粋透析液と呼ばれる水質で治療を行っています。その水質を保持するためさまざまな取り組みと水質検査を行っています。2021年からこの超純粋透析液を使用してオンラインHDF治療も開始しています。 また透析治療を受けている患者さんは足の閉塞性動脈硬化症による足病変を起こしやすく、浮腫、冷感、疼痛、痺れ、潰瘍などに注意する必要があります。そのため透析室では定期的にフットケアを行い足病変の早期発見、早期治療に努めています。
透析について
当院の透析室は1999年9月に開設しました。
現在のベッド数は10床です。入院、外来透析を初め、透析導入から継持透析までを行っています。
透析患者さんの抱える不安や苦痛を理解して、充実した透析ライフを送れるように援助しています。
スタッフ全員が高い志を持ち、患者さん一人ひとりに合わせた指導を行い、お互いが信頼し合える透析室を目指していき
ます。
透析診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 9:00~13:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
午後 14:00~18:30 | ○ | 休診 | ○ | 休診 | ○ | 休診 |