徳島健生病院は(財)日本医療機能評価機構による病院機能評価認定病院です。
「書面審査」及び「訪問審査」の結果、機構の定める認定基準を達成していることが認められ、2005年10月17日に「認定病院(Version5.0)」となりました。

 また、2011年2月4日にはVersion6.0による更新の認定を受け、2015年12月4日には、病院機能評価3rdG(一般病院1)の認定を受ました。
そして2022年1月には病院機能評価3rdG:Ver.2.0(一般病院1)を受審し、3回目の更新認定を受けました。

 この認定を励みに、一層患者さんや組合員さん地域の皆さんに信頼される病院をめざして、より安全で質の高い医療を提供できるように取り組んでまいります。

病院機能評価とは

 医療を見つめる第三者の目。それが病院機能評価です。病院機能評価は、病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動 (機能)が、適切に実施されているかどうかを評価する仕組みです。評価調査者(サーベイヤー)が中立・公平な立場にたって、所定の評価項目に沿って病院の活動状況を評価します。評価の結果明らかになった課題に対し、病院が改善に取り組むことで、医療の質向上が図られます。

 認定病院は、より良い病院作りを目指して成長し続ける病院です。病院機能評価の審査の結果、一定の水準を満たしていると認められた病院が「認定病院」です。
すなわち認定病院は、地域に根ざし、安心・安全、信頼と納得の得られる医療サービスを提供すべく、常日頃努力している病院であると言えます。
すでに全国の病院の約3割が認定されています。

第三者評価の目的は

 病院を始めとする医療機関が提供する医療サービスは、医師、看護師等様々な専門職種の職員の技術的、組織的連携によって担われていますが、医療の受け手である患者のニーズを踏まえつつ、質の高い医療を効率的に提供していくためには、医療機関の自らの努力が最も重要であり、機能の一層の充実・向上が図られる必要があります。

 それを実行する手法として、医療機関の機能を自ら評価(自己評価)したものに対し、客観的な第三者(病院機能評価機構)が示した基準となる審査項目に照らすことにより、具体的な改善点を明らかにし、職員一丸となって、信頼される病院になるために改善を効果的に推進していくことを目的に取り組みました。

病院評価の内容は

 以下の7つの領域について、それぞれの専門的な見地から中立的・客観的な判断・評価が行われ、認定基準を達成していると判断された場合に認定証が発行されます。

1 病院組織運営と地域における役割

 病院の基本方針と中・長期計画や病院全体の管理体制、情報管理機能の整備、地域の保健・医療・福祉施設との連携等について評価します。

2 患者の権利と安全確保の体制

 患者の権利の尊重や患者に十分な説明をし同意を得る体制の確立、患者の安全確保の体制等について評価します。

3 療養環境と患者サービス

 来院者への接遇と案内、患者・家族の医療相談の体制やプライバシー確保への配慮、療養環境の整備体制等について評価します。

4 医療提供の組織と運営

 診療・看護・コメディカル・手術・麻酔・診療録管理や外来など院内の各部門の組織運営を「人員・施設設備」「教育」「運営・手順」「業務改善の仕組み」等の面から評価します。

5 医療の質と安全のためのケアプロセス

 病棟における医療の方針と責任体制、入院診療の計画的対応、患者に関する情報の収集と伝達、評価と計画、ケアの実施、ケアプロセスにおける感染対策、診療・看護の記録、病棟での環境と薬剤・機器の管理について評価します。

6 病院運営管理の合理性

 人事管理、財務・経営管理、施設・設備管理等の合理性と適切性や、訴訟等への適切な対応等について評価します。

7 療養病床に特有な機能

 療養病床に特有でかつ重要な機能を評価します。