おしりの病気

おしりの病気でお悩みのあなたへ

日本人の3人に一人は痔主です。手術した方が良い人、手術以外で良くなる人がいます。

おしりに優しい生活とは

  1. 下痢・便秘どちらも大敵
  2. トイレを我慢しない
  3. 力みすぎない
  4. 冷やさない
  5. お風呂でよくあたためる
  6. 立ちっぱなし、座りっぱなしをしない
  7. アルコール・香辛料は控える

それでもやっぱり辛いあなたへ 怖がらずに・恥ずかしがらずに受診してください。
でも、やはり恥ずかしい・男性医師には抵抗がある という方は女性医師(女医)が診療しています。
(診療日は外科の診療体制表を確認してください)

痔をひきおこす生活習慣

忙しくてトイレに座るひまがない。
外出先での排便は恥ずかしい。
せっかくおこった便意をガマン便がかたーくなる
(毎日出てもコロコロはダメ)

ダイエット目的で朝食を抜く朝の排便反射がおこらない。体温が上がらず、肛門の血流が良くならない

刺激物(香辛料・カフェイン・アルコール)とりすぎ粘膜の浮腫

長時間同じ姿勢をとる。激しい運動をする。肛門の血流低下

便秘と下痢を繰り返すきれ痔の傷の悪化。(特に生理前に便秘とむくみがひどくなり悪化する事が多い)

あまり水分をとらない便の先が固くなる

痔の種類

  1. 1痔核(いぼ痔)
  2. 2裂肛(きれ痔)
  3. 3痔ろう

1痔核(いぼ痔)

肛門の奥にできるのが内痔核、外にできるのが外痔核

  • 座りっぱなし・立ちっぱなし
  • 妊娠・出産
  • 冷え・アルコール・香辛料
  • 便が硬く出にくい・下痢
  • 肉体労働・スポーツ

肛門周辺の血液の流れが悪くなる

血管のこぶ(静脈瘤)ができる

こぶを支えている組織がちぎれる

腫れて外に出てくる

血流が悪くなる

自然に戻らなくなる
外痔核もできる

  • 異物感・痛み
  • 下着が汚れる
  • ただれ・痒み

かたい便で切れる

  • 出血
    (続くと貧血)

血栓が出来る

  • 突然激しく痛む
    (血栓性外痔核)
1度出血のみ、2度脱出するが自然に戻る、3度毎回手で戻す、4度常に脱出、歯状線の低下外痔核の腫脹内外痔核化
治療内容
  • 便を軟らかくする薬剤を処方
  • 肛門の腫れや出血を抑える薬剤を処方
  • 血栓を取って痛くないようにする(血栓性外痔核の治療・入院不要)
  • 根治術をする(1日から1週間程度の入院)

2泊入院で痔の手術をした場合、3割負担で4から5万程度です。(外来受診、術前検査は除く)

2裂肛(きれ痔)

かたい便で肛門が切れる(A)痛い肛門を囲んでいる筋肉がけいれん痛みが続くトイレに行きたくない(A)に戻る

治療内容
  • 便を軟らかくする薬剤を処方
  • 肛門の痛みを抑える薬剤を処方
  • 狭くなった肛門をひろげる手術

3痔ろう

身体の抵抗力が弱まって下痢

直腸と肛門の間のくぼみに
下痢便が入り込み感染

膿がたまって激しい肛門の痛みと高熱
(早く病院に受診してください)

切開・排膿で良くなる

<痔ろう>切開・排膿だけで治ることもあるが、中と外に道(瘻管)ができてしまう事も多い。痔ろうになってしまうと自然になおることはなく瘻管と膿の入り口を、切除する手術が必要。
2日から7日間の入院が必要。4泊入院すると3割負担で6から7万程度です。(外来受診、術前検査は除く)

痔のあれこれ

痔の手術の麻酔

一般的な麻酔は「腰椎麻酔」です。

痔を手術したら再発しない?

患者さんの排便習慣が不適切なままだと再発することがあります。

痔と思って放置すると大変な病気かも

●直腸癌最近増加傾向にあるのが大腸癌で、8割は肛門に近い直腸とS状結腸に発生します。早期発見をし、適切な治療をすれば完全に治ってしまう病気です。肛門からの出血があった場合、たかが痔と自己判断しないで、必ず受診してください。
実際に直腸癌で手術をした8割の方が痔と思い放置していた方々です。
症状がなくても大腸癌は増加しているので、毎年大腸癌検査(便潜血検査)を受けましょう。
楽に検査できる大腸CT検査も行っています。 粘膜から盛り上がっているものを総称してポリープといいます。大腸では ポリープから癌が発生するものもあるため、切除をして顕微鏡で病理検査をお奨めします。早期であれば開腹しなくても切除できます。

男性より女性の痔主が多い

痔なんてオジサンの病気と思っていませんか?男女比率は、女性の方が高いです。女性の方に痔主が多いひとつの原因は、出産にあるとされています。
女性外科医が診療していますので、ひとりで悩まずに受診してください。

血栓性外痔核について(おしりの出入口にできる血豆です)

肛門の悩みなどなかった人が排便やスポーツなどで下半身に力をいれたとき突然肛門痛と腫れが出現すると言われています。
過労・過食・下痢や頻便の時におこりやすいです。
自然に良くなりますが、痛みが強いときは血栓除去術を行うと痛みがなくなります。血栓除去術を行った場合は、手術当日はシャワー程度にして、数日後に受診してください。