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腹腔鏡下手術って何?

2019.05.29

「健康と生活」6月号(徳島健康生活協同組合発行)に外科科長:美馬一正医師が「当院の腹腔鏡下手術について」と腹腔鏡下手術の紹介記事を掲載しました。

皆さんは「腹腔鏡下手術」という言葉を聞いたことがおありでしょうか。
 そういえば、「お腹に穴を開けて、カメラを使って手術した」という経験をお持ちの方もおられますね。「腹腔鏡下手術」では、お腹の3〜5箇所に5〜10数mmの切開を加えてポートという筒をお腹の壁に通して固定します。ここから細長いカメラや手術機械を入れて、外部の大きな液晶モニター画面でお腹の中を見ながら手術します。傷は小さくても腹腔内を広く見渡せ、必要なところは拡大して見えますので繊細な手術が可能です。
 以前はお腹の手術といえば、それこそ大きく切って外科医が直接手で触って手術するのが普通でした。一般には「痛い、怖い」というイメージでしょうか。
 当院でもそうですが、近頃はほとんどの手術が「腹腔鏡下手術」に変わって来ています。それはなぜでしょうか。「腹腔鏡下手術」では従来の開腹手術と比べて傷が小さく、出血が少ない、術後の痛みも少なくて体の回復が早いといった利点があります。欠点としては手術時間が長くなる、必ず全身麻酔が必要、専用の手術機械が必要となることなどでしょうか。
 当院では10年以上前から「胆のう結石」の手術は「腹腔鏡下手術」で行なってきました。その後、徐々に適応となる範囲を広げて、現在では主に「胆のう結石」「ソケイヘルニア」「大腸がん」「腹壁瘢痕ヘルニア」「食道裂孔ヘルニア」「直腸脱」「ゆ着性腸閉塞」などに行なっています。2018年からは医師体制も整い、「急性胆のう炎」や「急性虫垂炎」に対しても原則「腹腔鏡下手術」を行なうようになりました。
 当院で「腹腔鏡下手術」を受けた患者さんの中には80歳台、90歳台の方もおられます。元々が比較的お元気な方ですと数時間の手術を受けた翌日には病室でベッドから離れて歩くことも可能で、その時は手術した私たちも「鏡視下手術でよかった」と思います。その後の経過も順調なケースが多く安心できる手術方法です。
 入院期間も短く、「胆のう結石」「ソケイヘルニア」「虫垂炎」などはほとんどの方が2−3日で退院しています。「大腸がん」も部位や進行具合にもよりますが、手術だけなら2−3週間くらいで退院できます。
 さらに昨年末から腹腔鏡が最新式のものになり、お腹の中を映すカメラの表示がそれまでの2D画面から3D画面変わりました。平面から立体視に変わったことで手術が格段にやりやすくなり、手術時間の短縮、安全性の向上にもつながっています。これからも一層研鑽を積み、より安全確実な手術を目指していきます。
 もしもあなたやご家族が手術が必要となられた時には、ぜひ健生病院の外科にご相談ください。

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